I先生 その2
先生は医師でもあり、整体師でもあります
病院で働くかたわら自分の医院も開業されています
医院といっても西洋医学のように○○科といったような
身体を部分で分けるような病院ではなく身体ひとつとして診ていきます
(お医者さんの中でもかなり異端児だと思われる)
病気は治すものではなく、その人にとって必要なものとして捉えます
その病気をキチンとした形で経過させることでその人自身が丈夫になっていく
一般的な病院で治せない方達(不定愁訴や、がんや難病といわれる病の方)も多くいらっしゃいます
私の古くからの友人も大病後の後遺症に長年悩まされていましたが先生のところに通うようになって、それも解消し、今も先生のもとで操法を受けています
西洋医学のように、数値や科学的に証明されていなくても人間の身体には自分で自分を心身ともに健やかに身体を治す力がある
こういったことを実感させられる不思議な医院です
なのでこの医院では薬の処方等は一切ありません
すべて自分で治して(経過させて)いきます。
I先生は眼光が鋭くて、目を合わすと、いつもすべて見透かされたような気持ちになります
悪いことしてないけど、悪いことした子供みたいな気持ちになる。笑
妊娠中、食事のことなど指示を受けていたにも関わらず一度お腹いっぱい食べた後に先生の元へ行ったら
扉をあけて、私の顔を見た瞬間
「食べ過ぎや・・・」と一言。
きっと目には見えない何かが先生には見えてるんでしょう(^^;)
それからは適度な食事に切り替え、先生に会いにいく日は特に気をつけていました(;´Д`A ```
知人は(身体の使い方の)稽古をつけてもらう日
今日は怒られないかな、と少しびくびくして扉の前でしばらく立っていたそうです。
そしたら扉の向こうから
「怖がらなくていいですよ」と先生の声。
先生、怖いです、笑
人の「気」のようなものを完全に感じ取ってる感じがします
ちょっとぶっきらぼうで、受付のところで平気でタバコを吸う先生だけど
眼力があって、目の奥がとても綺麗
「野口晴哉」もこんな感じの人だったのかな
奏太もI先生にだっこされるとにこっと笑う
厳しいけど、見た目よりずっと親切で優しい先生です
とはいえ、私はその先生に稽古つけてもらったのに全然家で練習できてないんですけどね(^^;)
家でもちょっとづつ頑張ります。